豊臣秀吉の正室である北政所の墓所 高台寺へ！

こんちゃっす！

今回の歴史散策は京都にある北政所きたのまんどころの墓所である鷲峰山じゅぶさん高台寺こうだいじに行ったときの写真を載せていこうと思います！

豊臣くん

北政所はいわゆる「ねね」や「おね」とも呼ばれているワシの正室なんだがね！

明智えっくん

この記事では北政所で統一させていただきます。

北政所とは超簡単に

愛知県清須きよす市朝日あさひで生まれ後に豊臣秀吉とよとみひでよしの正室となる。秀吉との間に子供は生まれなかった。加藤清正かとうきよまさや福島正則ふくしままさのりなどの養育にも務めたり、秀吉が関白かんぱくに任官した後は朝廷との交渉を一手に引き受けたり人質として送られてきた諸大名の妻子を監視するなど政まつりごとにも関与していた。

秀吉の死後は高台院湖月心尼こうだいいんこげつしんにと称し実母と秀吉に冥福を祈るために京都に高台寺を建立した。

高台寺とは超簡単に

正式名称は高台寺寿聖禅寺こうだいじゅしょうぜんじ。

秀吉の死後、1606年に実母と秀吉を弔うために北政所(高台院湖月心尼)が徳川家康とくがわいえやすの支援のもと建立した。豊臣家が滅んだ大坂夏おおさかなつの陣じんではこの高台寺の時雨亭しぐれていの2階から落城する大阪城を見つめていたと伝わる。境内には数多くの重要文化財がある。

そして何より北政所の遺骨が安置されている神聖な場所となっている。

境内は自然が多く、日本庭園の様な造りになっています。この庭園は高台寺庭園こうだいじていえんと言われており

小堀遠州こぼりえんしゅうが作庭したと伝わる国指定文化財になっています。

かなり雰囲気がありますね。

紅葉の季節にはライトアップもされており、とても美しいです。

瓦に豊臣とよとみ家の家紋五七ごしちの桐きりを発見。

髙臺寺こうだいじと書かれた瓦も発見！

高台寺開山堂かいざんどう。

重要文化財になっています。もともと北政所の持仏堂だったものでしたが、三江紹益さんこうしょうえきの木造を祀るお堂になりました。

秀吉と北政所が祀られている高台寺霊屋おたまや。重要文化財。秀吉の墓がある阿弥陀ヶ峰あみだがみねの豊国廟ほうこくびょうの方角を向いています。中には秀吉と北政所の木造があり北政所の木造の下には北政所の遺骨が安置されています。中は撮影禁止でしたので撮影はしておりません。

傘からかさ亭。重要文化財です。内部に天井がなく、屋根裏が唐傘を広げたように見える事から傘亭という名前です。伏見城ふしみじょうの遺構と言われています。

時雨亭しぐれてい。こちらも重要文化財。慶長20年。上記の高台寺の説明でも紹介しましたが(1615年)豊臣家滅亡の戦いとなった大坂夏の陣の際、焼け落ちる大阪城をこの時雨亭の2階から北政所が見つめていたと言われています。

野暮な事を言いますが、この時雨亭から大阪城まで直線距離で45キロほどあるので、ここから本当に見えたのでしょうか。

遺芳庵いほうあん。江戸時代初期、商人であり茶人であった灰屋紹益はいやしょうえきが夫人の吉野太夫よしのだゆうを偲しのんで建立した茶室。京都市上京区の紹益亭しょうえきてい跡から明治41年(1908年)に移築したものです。

勅使門ちょくしもん。勅使とは天皇が派遣した代理人の事をいい、この門はその勅使を迎えるための門です。

焼失しましたが大正元年(1912年)に再建されたものになっています。

上段に兎、下段に蛙がいます。

明智えっくん

高台寺は以上で終わりでしたが、さすが京都なだけあって高台寺周辺に戦国時代ゆかりの寺院などが数多くあります。そのごく一部ですが簡単に紹介させていただきます！

高台寺礼拝聴聞室れいはいちょうもんしつ利生堂りしょうどう。

高台寺公式HP利生堂より引用

高台寺礼拝聴聞室『利生堂』は、現在の人々が死から遠ざかっている姿を感じ、私たちは死から逃げることなく死を直視し静かに瞑想し、安心（心の安らぎ）を得るために「いのち」をみつめていただく場所として、また訪れる方々が静かに瞑想し「いのち」をみつめなおす場所となる事を望み建立いたしました。
そして平成28年12月17日落慶を迎え、大本山建仁寺管長猊下　小堀泰巌老師が『利生堂』と命名されました。

お釈迦様がお亡くなりになった時の様子を描いたものを涅槃図といいます。
この御堂の涅槃図は南北朝時代（650年前）に描かれた高台寺所蔵の八相涅槃図を最先端技術を駆使し、完成させました。