【用語解説】水転写式デカール

こんちゃっす!

今回は数あるデカールの内、水転写式みずてんしゃしきデカールを紹介していこうと思います!

明智えっくん
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ちなみに水転写の読み方は“みずてんしゃ”でも“すいてんしゃ”でもどっちでも間違いではないのですが、バンダイ的には“みずてんしゃ”と読むそうです。

プラモデルにある様々なデカールの内のひとつ。テトロンシールと並んで使用される事が多いと思います。

水転写式デカールの他にスライドマークとも呼ばれています。

ガンプラには基本的に水転写デカールは付属しませんが、U.C.HARD.GRAPH.シリーズやFigure-rise Standardシリーズには付属するキットがあります。

よく模型売り場にあるガンダムデカールは水転写式デカールになります。

水転写式デカールのメリット

・デカールが薄いので段差が目立ちにくい。

・柔らかいデカールなので、曲面に馴染みやすい。

・糊が乾燥するまでに時間がかかるので細かい位置の調整がしやすい。

水転写式デカールのデメリット

・デカールが薄く、柔らかいので破けやすい。

・大きいデカールは貼るのが難しい。

・キットとは別に購入する必要がある場合が多い。

・メッキ調の色が再現できない。

・経年劣化する。

明智えっくん
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では水転写式デカールの使い方を解説していきます。

まずは台座からアートナイフ等を使用して切り出します。

そして水に漬けます。こうする事でデカールについているのりが溶け始めます。

明智えっくん
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古い水転写式デカールは糊を溶かすのにかなり時間がかかる事がありますが、そういった場合はお湯を使えば一瞬で糊を溶かすことができます。

数秒~数分待つと糊が溶けて台紙からデカールが剥がれるようになります。

そしてデカールをスライドさせてパーツの上に乗せます。ここでスライドさせる事からスライドマークと呼ばれます。

水が揮発するとデカールが貼り付きます。その揮発するまでは位置を調整できるため、このタイミングで位置を調整しましょう。

ある程度、貼り付いてきたら綿棒などでクリクリと回して水分を取ってあげると早く貼る事ができます。擦って水分を取ろうとするとデカールがズレたり、最悪の場合破れる事があるので注意。

明智えっくん
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貼った後はトップコートを吹いてあげる事でデカールの多少の保護になります!

マークソフターというツールを使えば更にデカールが柔らかくなって曲面に馴染みやすくなりますが、破れるリスクも増えるので取り扱いには注意しましょう。

マークソフター

さらにマークセッターというツールを使えば、より強固に水転写式デカールを貼る事ができます。

マークセッター

水転写式デカールはメッキ調の色を再現できないというデメリットもあります。

主にRGに付属するリアリスティックデカールの金メッキ調のテトロンシール

別売りの水転写式デカールだとただの色分け補完のデカールになってしまいます。

明智えっくん
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マーキングシール(注意書きのシール)は別売りの水転写式デカールを使用してメッキ調のシールだけはキット付属の物を使用してもいいかもしれません!

水転写式デカールは経年劣化します。古くなった水転写式デカールは固くなって水に漬けて糊を溶かし、台紙から剥がそうとすると割れる場合があります。なので購入したら早く使いましょう。

明智えっくん
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水転写式デカールは様々なメーカーから発売されているので、模型売り場やネットで探すのも楽しいです!

っという感じで水転写式デカールでした!次回の更新もお楽しみに!

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