
ガンプラに限らず、プラモデルの関節部などに使用されている柔らかいプラスチックのパーツ。
よく稼働させ、負荷のかかる関節部がプラスチックだと動かす度に摩耗してしまい、関節の保持力が弱くなってしまう問題があったが柔軟性のあるポリキャップを使用する事で関節の摩耗を抑える事ができた。
1980年に発売された旧キット1/60のキットにはもうすでにポリキャップが使われていた。

使用の方法は、パーツにこのようにハメ込み

他のパーツで挟み込む。という使い方が多い。

この時に気を付ける事がある!

ポリキャップがうまくハマっていないのに、他のパーツで無理矢理挟み込もうとしたせいで、ポリキャップが変形してしまう事がある。柔らかいのでちょっとした力で変形してしまう。

キャラクターモデルを組み立てていくうちに必ず通る道と言ってもよかろう

そんな時はポリキャップの変形してしまった箇所をデザインナイフ等で整形すれば復活させる事ができる場合がある。

これでピタっとハマれば整形完了!

下から覗いてみてもピタっとハマっている事がわかる。


古いキットほどポリキャプが多いイメージがあるぞ!

ユニコーンガンダム デストロイモード等のキットにはグレー以外の色のついたポリキャップもあるんだで!

古いキットだとハンドパーツがポリキャップになっている事がある。

これには正直びっくりしたであります。
ちなみに、ポリキャップは普通に塗装してもすぐに塗料が剥がれてしまうが、プライマーを使って塗料が乗りやすくしてから塗装するという方法もある。

キットの大きさ的にポリキャップをどうしても使用できないキットもあったんじゃ。ポリキャップレスにするために摩耗に強いABSというプラスチックが使用されたがABSは塗装に弱いという弱点があったんだがね!
そこで次に使用されたのがKPSというプラスチックじゃ!KPSは【摩耗に強い】【塗装できる】【リサイクル可能】という夢のまた夢のようなスーパープラスチックじゃ!
しかしそのKPSにも弱点があり、ヤスリをかけるとケバ立ったり柔らかすぎてすぐに変形してしまうという弱点じゃ…。
いろいろな素材に挑戦し続けるバンダイのチャレンジャー精神にアッパレ!
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