【用語解説】多色成形

今回は多色成形たしょくせいけいについて解説します。

1つのランナーの金型に4種類までのプラスチックを打ち込むバンダイスピリッツのオリジナル技術です。

HGUC ジムの多色成形のランナー

単色成形では4枚のランナーが必要であったが、1枚にまとめることで使用電力の低下や省資源化によって環境負荷低減にも貢献しています。

HG ガンダムのランナー

1つのパーツに複数の色の樹脂を流し込めるシステムインジェクション(カラー多重インサート整形)という変態技術もあります。

明智えっくん
明智えっくん

システムインジェクションは塗装する場合非常に大変になるので、最近ではほとんど使われなくなりました。

フィギュアライズラボ ホシノ・フミナの瞳のパーツ

現在ではこのように瞳のパーツに使われる事が多いです。レイヤードインジェクションという技術。

フィギュアライズラボ ホシノ・フミナのランナー

写真のランナーは「肌の表現」ということで肌のパーツの内側にオレンジの樹脂を流し込むことで、微妙な肌の色の違いを表現しています。まさに変態技術です。

豊臣くん
豊臣くん

どんどん進化していくバンダイの技術にはアッパレだがね!

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