【歴史散策】徳川家康を祀る最初の神社、久能山東照宮へ!

こんちゃっす!

前回訪れた駿府城すんぷじょうを後に次の場所へ向かいました!

その次の場所とは静岡県静岡市にある久能山東照宮くのうざんとうしょうぐうです!

今日、4月17日は徳川家康の旧暦の命日でもあります。

久能山東照宮とは 超簡単に

駿河するがの駿府城で大御所おおごしょとして晩年を過ごした徳川家康とくがわいえやすは亡くなる直前に遺言で、久能山くのうざんに埋葬ほしいという言葉を残し、この世を去った。実際にこの神社には徳川家康の亡骸が埋葬されている。平成へいせい22年(2010年)に本殿ほんでんいし拝殿はいでんが国宝に指定された。

武田のおじさま
武田のおじさま

豆知識じゃが久能山東照宮が建てられる少し前にワシ、武田信玄たけだしんげんはここに久能山城くのうざんじょうという城を建てたんだよ。

久能山東照宮に行くには久能山を登らなくてはなりません。登る方法は2つあり、徒歩で登るかロープウェイで登る事ができます。今回筆者は徒歩を選択。

1159段ある階段を登ります。

photoACから引用

階段がいびつな形をしており、手すりも低いので高所恐怖症の方は覚悟を決めていきましょう。

この1159段という数字は「1いち1いち59ごくろうさん」と呼ばれています。

階段を登るとまず一ノ門いちのもんに着きます。

photoACから引用

階段を登るのは大変ですが、一ノ門からは美しい駿河湾を一望できます。

続いて旧博物館。今は使われていないのでしょうか?

社務所近くには椅子があって駿河湾を一望する事ができます。

久能山東照宮博物館。

徳川家ゆかりの日常品の鉛筆や眼鏡、慶長けいちょう11年(1611年)にスペインから送られた洋時計があったり、徳川家康の甲冑も数多く展示してあります。有名な金陀美具足きんだみぐそくの現物も展示してあります。筆者はもちろん入館いたしましたが、館内では写真撮影はできませんでしたので残念ながら写真はありません。

久能山東照宮博物館

【入館時間】   9:00~17:00(最終入館16:45)

【休館日】    年中無休

【入館料】    大人400円 小人150

         <社殿共通>大人800円 小人300円

         《団体料金》大人25名以上 博物館350円 社殿共通700円

               大人100名以上 博物館310円 社殿共通650円

               高校生25名以上300円 社殿共通550円

               高校生100名以上280円 社殿共通500円

               小・中学生25名以上120円 社殿共通250円

               小・中学生100名以上110円 社殿共通200円

【久能山東照宮公式サイト 久能山東照宮博物館】

photoACから引用

久能山博物館を越えると立派な楼門ろうもんがあります。重要文化。軒下中央に第108代後水尾ごみずのお天皇の宸筆しんぴつ東照大権現とうしょうだいごんげん】の扁額へんがくが掲げてあるため勅額御門ちょくがくごもんとも呼ばれています。

東証大権現と書かれた扁額。

徳川殿
徳川殿

東照大権現とはワシ、徳川家康が亡くなった後に贈られた神号しんごうじゃ。

楼門の随身像ずいしんぞう。(門に置かれた神社を警護するものとして作られた像)

徳川殿
徳川殿

楼門前の階段は上に行くほど左右の幅が狭くなって段差も小さくなっておるんじゃ。これは遠近法を利用し尊い御社殿などをより遠くに見せるためや、下から弓で狙われた場合に遠近感を狂わせて狙いにくくさせるお城時代の工夫なんじゃよ。

楼門のそばには家康公御手形という徳川家康38歳の時の手形が設置してあります。

家康梅いえやすばい。静岡市の丸子梅園まりこばいえんから奉納されたものです。家康の十一男であり初代水戸藩主みとはんしゅ徳川頼房とくがわよりふさの出産を祝い家康自らの手で植えた梅です。当初は浜松城はままつじょう内で栽培されていたが、水戸に移され、その後丸子梅園にて接ぎ木し育成したものを久能山東照宮に植樹されたものです。

この久能山東照宮の家康梅をさらに接ぎ木した物が名古屋城なごやじょうきんシャチ横丁よこちょう 義直よしなおゾーンにあります。

名古屋城の金シャチ横丁にある家康梅
徳川殿
徳川殿

この名古屋城の金シャチ横丁義直ゾーンの家康梅が盗まれる事件が過去にあった。そういう事を絶対にするんじゃないぞ。

では鳥居を越えて先へ進みます。

唐門からもんが見えてきました。

筆者が訪れた時期は「天下泰平てんかたいへいの竹あかり」と言われる徳川家康公ご生誕480年記念の夜間のライトアップが行われており、この竹の中に入っているライトの明かりが竹に開けられた穴から出てきて幻想的な雰囲気になります。

唐門へは正面から入る事ができず、右から周って進むようになっていました。

地元の根古屋ねごや工作クラブさんが奉納したプラモデルが飾ってありました。

静岡県はガンプラ等で有名なバンダイ、スケールモデルやミニ四駆、ラジコン等で有名なタミヤ、カーモデル等で有名な青島文化教材社などプラモデルメーカーが集まった県であり、日本一のプラモデル王国なんです。

徳川家康のガンプラが飾ってあるのが嬉しいですね。

神庫しんこ。重要文化財。元和3年(1617年)に建造。久能山博物館ができるまで神社に伝わる宝物類が収められていました。

明智えっくん
明智えっくん

ここもライトアップされたらとっても綺麗なんでしょうね!

日枝神社。重要文化財。元和4年(1618年)に建てられました。

御祭神は大山おおやま咋命くいのみこと。創建当時は久能山東照宮の本地堂として薬師寺如来像やくしにょらいぞうが安置され薬師堂やくしどうと称されてきました。その後明治めいじ3年(1870年)に薬師寺如来像が大正寺に移され天台宗てんだいしゅうの守護神である山王社さんのうしゃの御神体を遷して日枝神社に改め久能山東照宮の末社まっしゃとなりました。

そして御社殿おしゃでん。これは拝殿になります。

徳川殿
徳川殿

拝殿と本殿ほんでんを床の低いいしで繋いだ権現造ごんげんづくりの形式をもつ御社殿なんじゃよ

豊臣くん
豊臣くん

豪華絢爛ごうかけんらん!素晴らしい!

駿府城にあった家康公御手植のみかんがここにもありました。

装飾もすごく豪華です。

ではいよいよその先にある神廟しんびょうへ行きます。

神廟。重要文化財。

御祭神ございじん徳川家康公の御遺骸ごいがいを埋葬した石造宝塔せきぞうほうとうです。実際にこの下に家康公がいます。

西向きに建てられた神廟。西の方には徳川家康のご両親が子授けの祈願の参篭さんろうされた言い伝えがある鳳来寺ほうらいじがあり、その先には岡崎松平家の菩提寺ぼだいじ大樹寺だいじゅじ岡崎城おかざきじょうがあります。さらにその延長線には京の都へと続いています。

見事に西に一直線に並んでいます。

大河ドラマ どうする家康で徳川家康役の松本潤さんもこの場所を訪れていましたね。

神廟の横には金の成る木と言われる大樹があります。

かなり大きいです。筆者もこの大樹に祈りを捧げたので、小金持ちにでもなりたいですね!

ではそろそろ日が落ちてきたので帰路につきます。

久能山の麓には久能山徳音院くのうざんとくおんいんというお寺があります。徳川家康に仕えた南光坊天海により開かれたお寺です。

帰路につくときお土産売り場で家康公伝説といういちごブッセを購入しました。

明智えっくん
明智えっくん

久能山の麓はイチゴ畑が広がっているんですよ!

戦国の乱れた世を終わらせ、260年以上も平和な時代を作り上げた徳川家康。その家康公が祀られたこの久能山東照宮に来れて本当に良かったと思います。一生の思い出です。

日本人なら誰もが知っている徳川家康のお墓がある久能山東照宮に来てみてはいかがでしょうか?ものすごく手厚く葬られたのがわかると思います。豪華絢爛な建築物にも注目です。

久能山東照宮

【住所】        静岡県静岡市駿河区するがく根古屋ねごや390

【休業日】       年中無休

【拝観時間】      9:00~17:00

【拝観料】       <社殿>大人300円 小人100円

            <久能山東照宮博物館>大人200円 小人100円

            <共通>大人500円 小人150円

【電話番号】      054-237-2438

【駐車場】       久能山東照宮に登る自動車道はありません。

            久能山の山下にある民間駐車場か日本平にほんだいらロープウェイ「日本平駅」前に

            ある無料駐車場200台をご利用ください。

            (自分の足で登る場合は無料駐車場はありません)

【ロープウェイ時刻】  9:10始発 17:00最終

【ロープウェイ料金】  <往復>大人1250円 小人(4才~12歳)630円

            <片道>大人700円 小人(4才~12歳)350円

【ロープウェイ電話番号】054-334-2026

【アクセス】      日本平スマートインターから車で日本平山頂まで20分

            東名静岡・清水インターより日本平山頂まで40分

            ⇒日本平山頂からロープウェイで5分

【久能山東照宮公式サイト】

明智えっくん
明智えっくん

っという感じで徳川家康公を祀る最初の神社、久能山東照宮でした。

次回の更新もお楽しみに!

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