愛知県の知多半島に構える田原城へ！

今回は愛知県あいちけんの渥美半島あつみはんとうにある田原市たはらしの田原城たはらじょうへ行ったときの写真を載せていこうと思います！

まず正面に見えるのは桜門さくらもん。平成へいせい4年(1992年)に再建されたものになります。2階建ての櫓門やぐらもんで、大手道おおてみちから城に向かう曲道から門を見ると桜門、石垣いしがき、二にの丸まる櫓やぐらなどが立ち並び、当時の人々に権威を示したと思われます。

桜門の西側。枡池ますいけという水堀です。枡のような形をしているから枡池。そのままです。当時は石垣はなかったそうです。

枡池の水は2019年10月5日に【田原城のお堀の水ぜんぶ抜く大作戦】と題して全抜きしたそうですが、もうすでにちょっと汚れが…ｗ

そして桜門の東側。袖池そでいけという水堀。こちらは当時から石垣があったそうです。先ほどの枡池の石垣と比べると形が不揃いで年季を感じます。この袖池の石垣が田原城で最も古い石垣です。

堀の形が曲がっているのは桜門から見て(ちょうどこの写真の位置)水堀が奥まで続いて見える視覚的に錯覚させる工夫だそうです。

では桜門を通って中へ！門をくぐったこの場所は二の丸になります。

桜門を越えて左手に見えるのが二にの丸まる櫓やぐらになります。

天守が存在しなかった田原城はこの二の丸櫓が天守の役割を担っていたそうです。昭和32年(1957年)に再建されました。現在は文化財収蔵庫となっています。

二の丸櫓内には田原城のジオラマがあったり、いろいろな展示物があります。

昔のジオラマなのに枡池に石垣があるのはなぜ！？

当時は城の周囲に海が入り込んでいたようで、守りの固さが伺えますね。

二の丸櫓は無料で入れます！

二の丸櫓の向かいには田原市博物館があります。

田原市博物館の展示物は江戸えど末期に活躍した画家、渡辺崋山わたなべかざんや田原藩たはらはんに関する物が多く、戦国時代の展示物はほぼありませんでした。なので写真はありません。(ごめんなさい)

ではこここから本丸ほんまるへ移ります。

二の丸と本丸を繋ぐ道は土橋どばしになっており、下には空堀からぼりが現存しています。

東側の空堀。武骨な堀です。

西側の空堀には階段があり、実際に空堀の中に入る事ができます。

階段途中の土橋の石垣。見事な野面積のづらづみです。

西の空堀には通路があるので、雨の日でも靴に泥が付きません。

空堀を出ると駐車場に着きます。ここは田原市博物館の北側になります。

明智えっくん

では二の丸と本丸を繋ぐ土橋に戻ります！

本丸だった場所には巴江神社はこうじんじゃが建っています。

田原城の城主、三宅みやけ氏の遠祖えんそ、児島高徳こじまたかのりが祀られています。

本丸最北端から。高台になっているのがよく分かります。本来なら本丸の北には藤田曲輪があったのですが、現在では跡形も残っていません。

明智えっくん

以上、田原城でした！

田原城周辺は復元された物だと思われますが石垣があったりして歩くだけで面白いですよ！

渥美半島は桜と菜の花と鯉のぼりのコラボが見れたり美しい場所なのでぜひ！

田原市博物館

【開館時間】　　　　9:00～17:00(最終入館は16:30まで)

【休館日】　　　　　月曜日(祝日の場合は翌日)

　　　　　　　　　　展示替日(展示期間以外は展示替となります)

　　　　　　　　　　年末年始(12月28日～1月4日)

【観覧料】　　　　　一般 310円(150円) 小・中学生150円(100円)

　　　　　　　　　　()内は団体料金

【お問い合わせ】　　0531-22-1720

【駐車場】　　　　　無料駐車場あり

【アクセス】　　　　《自動車》豊川とよかわICより60分 浜松はままつICより80分

　　　　　　　　　　《公共交通機関》

　　　　　　　　　　　名鉄めいてつ・JR豊橋とよはし駅より豊橋鉄道渥美線あつみせん35分三河田原みかわたはら駅より徒歩15分

【田原市博物館公式HP】

田原市博物館

田原市博物館は、愛知県田原の歴史的環境のもと渡辺崋山をはじめとした文化財を広く展示公開しています。また、文化財資料の収集、収蔵及び研究を行っています。

www.taharamuseum.gr.jp