【用語解説】シンナー風呂

今回はシンナー風呂について解説します。

パーツの塗装をやり直す際、シンナーに漬け置きして塗料を剥がす事をシンナー風呂と言います。

武田のおじさま
武田のおじさま

シ、シンナーの風呂という名前はだいぶ物騒じゃのぉ

明智えっくん
明智えっくん

大丈夫ですよ!シンナーとは塗料のうすめ液の事なので!

まずは塗装を剥がしたいパーツを準備。写真のパーツは塗膜に傷が入ってしまったため、再塗装したいので、一端塗装を剥がします。

スペアボトル等、適当な容器にシンナー(うすめ液)とパーツを入れる。

数時間もすれば、塗装が溶けてうすめ液の色が変わってきます。

そしてうすめ液を綺麗に落とせば完了です。塗装が剥がれました。

ディテール部やヤスリがけした箇所にサーフェイサーが若干残っていますが、この上からサーフェイサーすれば問題ありません。

明智えっくん
明智えっくん

注意点がいくつかあるので、気を付けましょう!

塗料に合ったうすめ液を使用すること

これが結構やっかいで、塗料に合ったうすめ液を使用しなければ塗装が剥がれなかったり、パーツが破損する恐れがあるので注意しましょう!

図を見てもらうと分かるように、ラッカー塗料のうすめ液ならラッカー、アクリル、エナメル全ての塗装を剥がすことができます。

気を付けてほしい事はエナメル塗料のうすめ液の性質上、パーツを破損させてしまう可能性があるので使用する事は厳禁です!そもそもエナメル溶剤ならエナメル塗装しか剥がすことができませんが…。

明智えっくん
明智えっくん

エナメル塗料を剥がすときは、ラッカーかアクリルのうすめ液を使用しましょう。

ABS樹脂のパーツはシンナー風呂に適さない。

ABS樹脂のパーツは各種うすめ液に非常に弱く、パーツが破損してしまう可能性が大です!

筆者はABS樹脂のパーツだという事を忘れていてシンナー風呂に漬けてしまい、大失敗した経験があります(;^ω^)

関節がABS樹脂である旧HGUC陸戦型ガンダムの腕部をシンナー風呂に漬けてしまい

パーツが粉々になりました(´;ω;`)

この様な事態を避けるために、かならずプラの材質は確かめましょう!

接着部が剥がれてしまう

うすめ液は合わせ目消しなどで使用した接着剤を溶かして剥がしてしまうため、シンナー風呂は合わせ目消しを行ったパーツには絶対に行ってはいけません!

明智えっくん
明智えっくん

この様にシンナー風呂をするにあたって、いくつか注意点があるので気を付けるようにしましょう!

ちなみにシンナー風呂をすると少なからずパーツにダメージが入ってしまうのですが、そのダメージを最低限にするツールがあります!それが各種メーカーから発売されているペイントリムーバーというものです!

ペイントリムーバーを使えばラッカー、アクリル、エナメル等の塗装を簡単にはがす事ができ、パーツへのダメージも最低限ですみます。

ですが、はやりABS樹脂のパーツには適さないという事を覚えていきましょう!

明智えっくん
明智えっくん

ABS樹脂のパーツの塗装を落とすにはヤスリで塗装を削り落とすか、シンナー風呂ではなく綿棒等にうすめ液を少量染み込ませて、それで徐々にふき取るくらいでしょうかね…。いい方法があれば教えていただきたいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました