今回はスミ入れについて解説します!

スミ入れとはモールドにスミ(塗料)を流す事でディテールをハッキリさせてメリハリをつける事です。

言ってる意味がわからんのぉ

百聞は一見に如かずです。写真で解説しましょう。

このパーツのディテールにスミ入れをすると…

こうなります!

なるほど、メリハリがつくの意味がなんとなくわかったのぉ

スミ入れをする前とした後の比較。ディテールがハッキリしているのが分かると思います。

ではスミ入れのやり方を紹介していきます!
スミ入れのやり方は基本的に2種類あります。
・塗料を使ってスミ入れをする。
・ペンを使ってスミ入れをする。
の2種類になります。
まず塗料を使ってスミ入れをする方法について解説します。
①薄めた塗料を用意する。(理由は後ほど)
②ディテール部にスミ(塗料)を流す。


サラサラの薄い塗料なら、ディテールに筆先を当てただけで、スッっと塗料が流れていきます。

これを毛細管現象と言います。
濃く、粘度の高い塗料だとスッっと流れてきません。


ハミ出るのをお構いなしに、スミ(塗料)を流していきます。
③完全に乾いたらハミ出た塗料を、うすめ液を染み込ませた綿棒等でふき取る。


これでスミ入れ完了です!
スミ入れに使用する塗料ですが、オススメはエナメル塗料です。
ラッカーやアクリルの塗装の上からでも下地を溶かさなかったり、他の塗料に比べてサラサラだからなのでスミ入れに適しています。
しかし、エナメル塗料は使い方を間違えるとパーツを破損してしまうので、扱いには注意が必要です。
ペンでのスミ入れはビンの塗料を使わないので、お手軽にできるので初心者の方にオススメの方法になります。
①スミ入れに使うペンを準備する

②ディテールに沿うように書き込む。

③乾ききる前にティッシュや消しゴムでふき取る。



ではスミ入れを行うにあたってのコツを紹介します。
スミ入れに使う塗料でもペンでもパーツの表面をツルツルにすることが重要です。
パーツの表面がザラザラという事はパーツの表面に凹凸があるという事になります。その状態でスミ入れをしてしまうと、凹凸に塗料が入り込んでしまいスミ入れが滲んでしまうことがあります。そうなってしまった場合、修復が大変困難になります。
なのでヤスリがけでのキズが残っていたり塗装で梨地になってしまった場合などは修復してからスミ入れをするようにしましょう。スミ入れ前に光沢クリアを吹くだけでもだいぶ違ってきます。

っという感じでスミ入れの解説でした。スミ入れは素組みからの最初のクオリティアップにオススメなので、初心者の方も失敗を恐れずにスミ入れにチャレンジしてください♪
何かわからない事があればコメントをお願い致します。
次回の更新もお楽しみに!
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