こんちゃっす!
今回は前回に引き続き小牧山城を紹介していこうと思います!
前編で小牧山城に訪れたのが2023年2月9日で、今回は2023年4月2日の写真になります!

前回は復元工事前の小牧山城でしたが、今回は復元工事後の小牧山城を紹介していこうと思います!
小牧山さくらまつりが開催されていたため、桜にも注目していただきたいです。

まずは復興工事をしていた徳川家康の時代の土塁や堀から。

こんな感じにかなり綺麗になっています。

奥には桜の馬場の桜が見えました。

土塁のすぐ隣に新しく通路ができたので、この距離で土塁を見ることができます。

天気も良くて、青空に桜が映えます。

土塁の頂上から堀の底までは約9メートルもあります。

桜の馬場の桜。さくらまつり中で人が大勢いたので遠慮をして見上げた写真を撮りました。

さて、大手通りを通って模擬天守へ向かいます!

到着。復元された石垣が姿を見せています。

俺の城、かっこいいのぉ。



裏込石とは石垣の中に水が溜まらないように排水のための栗石の事を言います。

平成23年度(2011年度)の発掘調査で出土した裏込石が仮置きしてあります。これは結構以前からありました。説明書には調査後に石垣の裏に戻すと書いてあります。

めちゃくちゃ強そうな石垣に見えます。
小牧山城の石垣は城郭に石垣が使われるようになった時代の最初期の石垣です。なので石垣作りの技術が十分に発達しておらず、石もほとんど加工がされていない野面積になっています。
野面積は敵が登ってくる際、足をかけやすく登られやすいというデメリットがある一方、加工されている切込接より水捌けがいいというメリットもあります。

では脇道を通ります。写真でも分かるように小牧山城の石垣は段になっている事が特徴的ですね。

ちなみに3段にいなっておるぞ

石升遺構。
石垣の水を素早く排除するためと考えられており、水を1か所に集めて排水するための遺構と考えられています。

玉石敷遺構。

この玉石敷遺構は日本庭園などに見られる枯山水のようなものの可能性が推測されています。


枯山水をお城で再現するなんて信長様、オシャレですね!


模擬天守が近づいてきました!


まだすごい数の石が置いてある箇所もありました。

そして到着。桜と天守の組み合わせもいいですね!

山頂から北をのぞいた説明書きもあります。後ほど天守からの写真も載せます!


模擬天守はリニューアルオープン前までは小牧市歴史館という名称でしたがリニューアルオープン時に小牧山歴史館という名称に変更されました。リニューアルオープン記念で4月1日~3日までは無料で開放されていました。



リニューアルオープン前は戦国時代以外の展示物も多かったですが、リニューアルオープン後には戦国時代の物が増えた印象です。


小牧・長久手の戦いの屏風。


お、ワシじゃ!

小牧・長久手の戦いをざっくり説明したものが岩崎城の記事にあるのでどうぞ!

では模擬天守からの展望です。南の方角。小牧山は濃尾平野に突如と現れる数少ない山です。そのため水平線でも山でもなく地平線がはっきり見える数少ない場所になっています。
この南側は織田信長の時代に城下町が広がっていた方角になります。

ここから城下町を見ておった。

奥の方には名古屋の街並みが見えます。

南南東の方角。岩崎城や長久手古戦場方面です。写真中央右の高い建物は東山スカイタワーです。

東の方角。名鉄小牧線小牧駅の方角です。

北の方角。

写真右のほうの小高い山がわかりますか?

これです。この写真をさらに拡大すると

岐阜城が見えます。

さらに西の方向には

久菴さん(生駒吉乃)の屋敷があった龍神社があります。
久菴さんが亡くなると織田信長は屋敷の方を見て涙したとも言われています。信長も正にこの場所を見ていたことでしょう。

っという感じで小牧山城でした!最後に小牧山城の近くにあるお店を紹介したいと思います!

小牧山城のすぐ北にあるcafe priereというお店です。

今回は日替わりのピザを頂きました♪

そしてもうひとつ、ご紹介したいお店があります!

小牧山の東、小牧山と名鉄小牧線小牧駅を繋ぐシンボルロードにある宝飾工房K’s CRAFTというお店です!
ここの店主の方が織田信長のファンで織田信長を中心に三英傑のデザインのアクセサリーを販売しています。

筆者も織田信長の花押(サインのようなもの)である麒麟の”麟”の字をモチーフとしたペンダントネックレスを購入しました。



比類なきかっこよさじゃ。ちなみにふるさと納税でも買えるぞ。
このお店にいくと、店主さんとお話が弾んでついつい長居してしまいます(;^ω^)
でも小牧山城の事など、いろいろ詳しい事が聞けるので幸せな時間です♪
【住所】 愛知県小牧市堀の内1-1
【営業時間】 9:00~16:30(有料エリアへの入場は16:15まで)
【休館日】 第3木曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日)
【電話番号】 0568-72-0712
【料金】 一般200円 団体(30人以上)100円 18歳以下 無料
入館料を払えば”れきしるこまき”へも入館できます。
【駐車場】 普通車:50台 最初の2時間無料、以降30分100円
【史跡小牧山公式サイト】
城郭構造 平山城
築城主 織田信長
築城年 永禄6年(1563年)
主な城主 織田信長 徳川家康
廃城年 永禄10年(1567年)
遺構 石垣・曲輪・井戸・土塁
指定文化財 国の史跡(史跡小牧山)

っという感じで、信長様が最初に築城した小牧山城を復元工事前と復元工事後を前半と後半に分けて紹介させていただきました!
信長様の時代の復元石垣や家康殿の時代の堀や土塁など、いろいろと楽しめる魅力的なお城でした!
次回も小牧・長久手の戦いに関連した場所を紹介したいと思います!
次回の更新もお楽しみに!
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